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約束をするということ。

こんばんは、タノツキです。

今回は珍しく、雑談と言えば雑談なのですが、最近思うところのあった、まじめなお話をつらつらと書きます。多分滅多に増えないとは思いますが、カテゴリーも新しいのを追加しました。

 

『約束をすること』について色々考えた事です。

 

 

 

私はある時期を越えたくらいから、『約束をすること』について非常に過敏になったというか、約束をするという事を非常に大事に考えるようになりました。

それは、私が尊敬する祖父がまさに『した約束は破らない』人だったので、私もそうでありたいという思いからだとも思います。なので、私も例え口約束でも、「わかった」と言った時点で、その約束は必ず守り通すと心に決めています。

 

少し寂しい事を思い出すと、祖父が亡くなる前の最後に、よく連れて行ってもらった古本屋に行った帰り「手術終わったらまた来ようね(当時手術をする為に入院する数日前でした)」と言った私に、祖父は初めて見せる困ったような顔つきと、曖昧な返事だけを返しました。祖父はいつも、YESもNOも真顔で即答、だったので、私も違和感を覚えました。その時、どこかで祖父は、その約束は守れない、と思ったのかもしれないな、と思い返します。

 

 

 

さて、話したい本題に戻りまして。

実は私の姉の話なのですが、姉は(詳細は話せませんが)あるイベント事を起こしたり、それを予定を組んでやりくりしたり、人を集めたり、その界隈ではそこそこ有名な人達と繋がりがあったり、気軽に話せる友人だったりもして、結構凄い人なのです。

 

そんな人であるため、姉のSNSはたくさんの人が見ていますし、イベント事に参加するメンバーのファンの人からのフォローもたくさんされているようです。

 

姉は真面目な人です。

そんなに付き合いの無い人からでも、「これこれこういう事をやってください!」と言われたら、それに応えようとしてくれます。それを実現させる能力も人づてもあるし、なによりも「決まった事を叶える」事への努力や労力が並大抵のものではありません。姉は実現の為に、頭を悩ませ、体を動かし、たくさんの人と連絡を交わし、寝ずに作業をする夜も何日も続く事だってあります。

 

しかし、ここで悲しい事が何度も起こります。

 

「やってください!」とお願いをした当の人物が、さあ!コチラの準備は整いつつありますよ!という時になって「無理です」と言うのです。

 

「実はそんなにお金を持っていない」「予定が合わない」「時間を作れない」…

話を聞いていて1番最悪だと思ったのは、「え、本気だったんですか?(笑)」という返しで、おしまい。姉のそれまでの労力は、全て徒労に終わってしまうのです。

 

私は、こういった事に非常に憤りを感じます。

「約束」というのは、守る覚悟が無ければするものじゃない、とも思っています。一方的にお願いだけを押し付けて、いざ約束を守るべき時に守れない人は、なんなのだろうと、本当に思います。

 

同じように努力をして、頭を使って、体を動かして。

それでもどうしても、できないという時は、誠心誠意、謝ればまだ良いとは思います。それさえ無いと言うのは、一体どうした事なのか。

 

たくさんたくさん頑張った姉が、そういった心無い事に傷付くところを何度も見たので、私は本当に、こういった軽々しく「お願い」をする人がいなくなれば良いのにな、と何度も思ったものです。

 

 

 

…私はこれからも、人生で尊敬する祖父のようになりたいと願い、誰かと交わした約束は必ず守っていこうと思います。近年はSNSなど、顔の見えない人同士のやりとり故に、軽視されがちになっているのかもしれませんが、やはり『約束』するという事は、とても大事なことであるというのを、忘れないようにしていきたいです。

 

『約束』をする覚悟。

頭を、体を、心を動かして、守るという努力。

 

そしてもし、どうしてもどうしても、守れなかった時はきちんと謝ること。

その時には、後に必ず借りを返すこと。

 

そういったことを、これからも心に留めておきたいなと、

改めて思う今日この頃でした。

 

 

 

…ここまで読んでくださった方、いらっしゃいましたら、

どうもありがとうございましたm(_ _)m