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裏話のようなもの

こんばんは、タノツキです。

 

さて、『満月の契り』を無事に(?)完成/公開して、もう数日経つでしょうか。1週間経ったかな。現状、特にどなたからか「不具合があるんですけど~!!」という連絡も無いので、安心というか…安心?うーむ、微妙に複雑。まぁ、ひとまずは落ち着いています。なので、次の制作に向かおうとしていたり、娯楽を楽しんだり…しております。

 

ところで、いつか少しだけ話題にした事があったかと思うのですが、この『満月の契り』は、私が専門学生の頃に作った、読み切り漫画用のネタでした。何年前だろう?

練習作、そしてゲームという媒体に変わるにあたって、『漫画ならこうできるのにな~』という違いを見つけながら、微妙に表現を変えたり、追加変更した場面などが色々とあります。あとは、単純に妥協…(

 

前置きが長くなりましたが、今回は、そういった『元のネタ(漫画のネーム)』から追加/変更された部分…などを、思いつくだけダラダラと書いていく回に致します。それ以外にも、何かしらダラダラ書くと思います。ネタバレもあるのかな?そういうの気にしちゃう『満月の契り』未プレイの方は、以下からの文を読まないように、お願いしますね。

 

 

【ぶっちゃけテーマもコンセプトも何もないシナリオ】

…として作りました。ただ思いつくように作っただけの、難しい事を考えなくていい、バカッぽいとか子どもっぽい話を描きたかったのです。強いて言うなら、素直で単純な男勝りの娘が、シャイな異世界の人と交流する様子…を、描きたかったかな(それも別にテーマとかじゃない)。

 

【元ネタ(ネーム)と違う物事】

一言一句の差とか細かいのは省きまして…

・初日の夕食シーンが元ではあった。

元のネタでは、リラナは寝過ごしたりせずに夕食を食べていました。この時出たのが『こっちを見ているメインメニュー(意味深)』だったのですが、リラナは驚きますが決心して食べます。そしておいしいと感激します。ダルが初めて笑顔を見せるのは、本来その場面ででした。

・リラナ(&ダル)の語りがある。

個人的に『漫画』と『ノベル的なゲーム』の違いをハッキリ感じて追加したのが、この語り部分でした。元の漫画では、何もセリフが無く、キャラクターの表情が少し見える程度で、時間経過する…ような場面が多かったのですが、これがノベル的なゲームになると、ただ無音で何の表示も無い時間が過ぎていくだけになってしまいます。そこで追加するように考えたのが、キャラクター目線の語りでした。これによって、その時そのキャラクターが何を考えていたのか、どんな気持ちかというのを、少しわかりやすくなったかなぁ…と考えています。実際、第三者が見た時にどう思うかは、さて置いていますが…

漫画や映像作品ならではの、この場面で登場人物は何を考えているのだろう?と、思いを馳せたり想像の余地がある、ただ無言の場面って好きだったりします。あわよくば効果的に使いたい。

・設定の深堀りとチラ見せ

元ネタでも、ある程度は”本編に出てこないけど作ってある設定”などがありましたが、今回はそれをもう少し深堀りしたり、本編内で見せるようにしてみました。例えば、ダルなどの人々がどこから来たか…など。

・仲間2人の登場シーンを増やした。

解放されて以後、最後(門の前で戦闘が始まるところ)の場面まで、仲間2人は顔すらも出ませんでした。増やしたと言っても、さほど増えてもいないです。

・ダルとレビニーナの戦闘を大幅にカット。

元ネタ(漫画)では、ダルとレビニーナの戦闘描写は、長めにしっかりとありました。むしろ2番目の見せ場くらいには、気合入れて作ろうとしていました。ダルは『女性に近付くとうまく動けなくなる』+『レビニーナへの嫌悪と恐怖』で、普段のカーッと赤くなるとはまた違う、動き辛さの中で、完全物理のみでレビニーナと闘わなくてはいけません。反して、レビニーナは確実に殺す気なので、実は魔力での身体能力上昇など、ブースト的な補正をかけています。

・例のシーン

リラナとダルが『口くっつけるやつ』をする場面、ゲームでは何も言いませんし、見せていません。各人の想像にお任せします…というようにしていますが、元のネタ(漫画)では、ここが1番の見せ場としていたので、見開きページの構図で、どアップで描いていました。迷っていたのですが、恥ずかしさが勝ったので、ゲームでは ああいった感じにしています。

 

【なぜ『満月の契り』というタイトルにしたか】

『契り』と聞くと、肉体的繋がり…というような、性的なイメージを持つ方が多いんじゃないかな、とは、決めた当初も考えていました。でも実際に『誓い』と同じ意味合いもある文字です。『満月の誓い』というタイトルにすると、ありがちというか…他の何かにも、同じタイトルがあるんじゃないか、という疑念があり、少し古風なイメージを(私個人は)持っている『契り』という文字を使ったのでした。

ですので、『満月の夜に何かやましい事が起きる』というような意味ではなく、ただ単に『満月の夜に何か誓いを立てる』という意味で、私はつけています。

 

 

…このくらいかしら。

誰かに見てもらえるかは さて置き、裏話のようなのを話すのは、わりと楽しいです。今回はこのあたりで、ではでは。